大地は詐(いつわ)らぬ、欺かぬ、またごまかされぬ

鉄の塊を地面の上に置いておいたら自動車ができあがっていた
ということは絶対に起こらないが、
種子を土の上に置いておいたら、可食物がそこに育っていたということが起こりうる

そうゆう「奇跡」に感動したことが農業を始めるきっかけかもしれない
(内田樹著「農業を株式会社する」という無理より)

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朝日と共に目覚めて
月の光と共に眠る

毎日、農作物の成長を見守りながら
穏やかな日々を過ごす

その穏やかさが、無駄な欲を削ぎ落とし
無心になれる、静かな心を作る

菊川市加茂で
トマト農家を営んでいる平川幸治さんは
そんな方

いるだけで、背筋の伸びる
優しい威厳を兼ね備えています

その平川さんは最近、
NPO地球環境開発研究会理事長の
加藤和法さんの土を使いはじめたそうです

加藤さんはご自身が糖尿病を患い
食生活を変えないと死んでしまうと
お医者様に言われてから
独自で農法を始めた方

多くの人に無理だと言われた
石ころだらけの土地を
半年で再生させ
持続可能な農業のために
土の再生に尽力されています

「農薬を撒けば
撒いた本人が一番被害を受ける

そして、それを食べた人にも
被害が出る

これからは
健康で安心できる農作物を
作らなければならない」

と静かで情熱的な目で
語ってくれました

何万種類もの微生物を混入させた土は
残留農薬まで分解してくれるそうで
アレルギー疾患や不妊症の予防
健康の維持に役だつそう

その土を使ったビニールハウスは
体の隅々まで新鮮な空気が
行き渡るような別世界で

トマトは
スッと体に溶け込むほどの
濃くて、甘い味

トマト以外にも
多くの作物に使えるそうで
今後の活躍が見逃せません

まだ、数回しかお会いしていませんが
会うたびに、新しい発見をいただける
素晴らしい方なので

またお会いする機会がありましたら
報告させていただきますね

次回は、「お茶飲み比べ」
について書きます

お楽しみに!

maki

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参考文献:
「農業を株式会社する」という無理
(内田 樹・藤山 浩・宇根 豊・平川 克美著/家の光協会出版/2018年7月発行)